出発前から大騒ぎしていた今回のプーケット旅行ですが…とにかく最高に楽しかったです!話したいことがたくさんあるのですが…まずはこの旅の一番の目的の「ソンクラーン」参戦の様子を記録したいと思います!
併せて、実際に参加してわかった、ソンクラーンの持ち物や注意事項などについても書いていきます!ソンクラーンに参加予定の方、興味がある方、ぜひお立ち寄りください^^
もくじ
プーケットのソンクラーン
毎年4月13日前後にタイ国中で開催されているお祭り「ソンクラーン」。中でも特に激しいと言われているプーケットのソンクラーンに参加してきました!
ソンクラーン@プーケットはじまた! pic.twitter.com/en1JZghABL
ソンクラーンとは
とりあえず、ソンクラーンで画像検索すると、ウェイウェイした水浸しの外国人の方々が騒いでいる画像が目に入ります…が、ソンクラーンとは何かと言うと、タイの旧正月に行われる水かけ祭りのことです。
ソンクラーンとは、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝う伝統行事です。もともとは、仏像や仏塔、さらに年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習が受け継がれて来たソンクラーン。一年で最も気温の上がる季節の、暑さしのぎとしても親しまれてきました。
タイ政府の公式サイトを読むと…タイの新年の伝統的なお祭りなんですね!現在ではとにかく水を掛け合ってはしゃぐお祭りというイメージですが、しっかりとした背景があるようです。
2019年に初参加!!
昔から一度は参加したいと思っていたのですが、なかなか叶わずにいました。今年は勤務のローテーションがソンクラーン前後に休みやすい並びになっていたので、これは行かねば!と思い、飛行機のチケットを予約しました。
ちなみに、チケットはエーゲ航空の特典で予約したタイ国際航空(TG)のロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)。中部からプーケットまで全行程ビジネスで費用は燃油入れても10万円弱!!本当にお得でした。
このフライトについての詳細は(マイルについても軽く)追って記事にしますね!
実際に参加しました!
プーケットのソンクラーンはかなり激しいと聞いていましたが、実際はどうなのでしょうか?4月13日の本祭の日に実際に参加した様子をレポートします!
全体の雰囲気
まず、参加者は6割ほどが外国人観光客、それ以外はタイ人の観光客、あとは地元の方、周辺のお店の店員さんという感じでした。
外国人ばかりが浮かれて騒いでいるのかと思いきや、タイ人の方々が率先して楽しんでいたのがとても印象的でした。タイの人々にとって大事なお祭りなんだなというのがひしひしと伝わってきました。
国籍問わず「本気の装備の人」同士では激しく水の掛け合いをしていましたが、軽装でカメラを構えているような「ライトな人」には、かける振りだけだったり、控えめなかけ具合だったりと楽しみながらも節度を持った参加者の人が多いなという印象でした。
以前バンコクのソンクラーンを経験した、同行の友人も同じことを感じたそうです。
怖くなかった?
私が体験した中では、みんな楽しく騒いでいて、ケンカなど怖い感じはありませんでした。しかし地元の人に話を聞いてみると、トラブルに巻き込まれたり怪我をする人も中にはいるということで、年々規制が厳しくなっているそうです。
そういったこともあり、プーケットでは全体的に「節度を持って楽しもう」という感覚があるように感じました。意外な安心感。他の地区はどうなんでしょうか。また今後も他の地区のソンクラーンに行って検証してみたいです。
メイン2会場をレポート!
私はパトンビーチのホテルに泊まっていたので、パトン地区のお祭りに参加しました。
プーケットの繁華街パトン地区のソンクラーンは、普段「夜の街」として知られるバングラ通りと、パトンビーチが2大会場となっていました。この2か所にはものすごい人が集中していましたが、それぞれに雰囲気が違っていたのでレポートしたいと思います。
最も激しい戦いが繰り広げられるバングラ通り
プーケットで最も繁華なバングラ通りでは、昼から各クラブでEDMをかけるDJブースを設けていて、参加者は水を掛け合いつつ音楽を聴きながらビールを飲み、踊っています。その様子は夏の音楽フェスのようで、クラブミュージック好きにはたまらない空間でした!!
地元の人に聞いた話では、ソンクラーンでの飲酒は危ないので地域によって規制されつつあるとのこと。
えらいことになってきたw#プーケット#ソンクラーン pic.twitter.com/8MMyHvU6xU
ツイートした動画を見ていただくとわかると思うのですが、バングラ通りの賑わいは半端ないです。プーケットで一番人が集まるのは間違いなくここだと言えます。
EDM Wikipedia
パトンビーチでは
地図の地名などがタイ語表記になってしまっていますが、この写真はちょうどこの辺りで撮ったものです。
パトンビーチはプーケットで一番賑わうビーチです。巨大ショッピングモールのジャングセイロンを西へ向かい、バングラ通りを突きあたった場所がパトンビーチ。普段から賑やかなパトンピーチは、ソンクラーンになるとどうなるのでしょうか…?
こんな感じでめちゃくちゃ賑やかでした!ビーチでもソンクラーンのイベントが開かれています。ライブステージが組まれて、ここでも陽気な音楽を聴きながらみんなで水かけ。
砂浜にはビールからカクテルまで、いろんなお酒を売る屋台がたくさん出ていました。食べ物はおつまみ程度でした。
音楽フェス好きの私にとっては最高の場所!もうずっとここにいたい!水に濡れて涼しいし、海でも泳げるし、最高!
もともとビーチでみんな水着なので、水をかけられても全然問題ないですね!開放感のある海辺で陽気に楽しむ感じで激しいバングラ通りでの水かけよりピースフルな雰囲気でした。
写真にあるように、ステージでライブを楽しむ人々に向けて消防車から放水しているのが笑えましたw
屋外で音楽を聴きながら盛り上がって「フェスみたいだな」と思いましたが、よく考えると、水に濡れて涼しいし、コンビニやファーストフードもすぐそこにあって、日本の夏フェスよりよほど過ごしやすかったですw
タイの真夏の暑さに怯えていましたが、夏フェスの方がよほど過酷というオチでした。
トイレ事情
街中に公衆トイレはありません。パトンビーチには海の家のような場所があって、そこには何か所かトイレがありました。
あとはお店を利用した時に借りるか、ショッピングモールですね!あと、聞いた話ですが、ホテルのフロントに丁寧に申し出れば貸してくれるとのことです。
しかし私はメイン会場のバングラ通り至近のホテルに泊まっており、トイレに行きたい時には自分の部屋に帰っていたため、トイレ事情についてはこの程度しか書くことができません。今度行ったらしっかり調べてきますね!
ソンクラーン参戦の持ち物は?
本来はアロハシャツがソンクラーンの基本ファッションで、色々なところで売っていますが、プーケットはリゾートなのでほとんどの人が水着でした。基本的な装備は…
- 散歩程度→アロハシャツ、サマードレスにカッパ、ビーサン。
- 本気参戦→海に入る格好にラッシュパーカー、マリンシューズ
という感じになります。その他必要な小物類は下記にあげていきます。
持ち物リスト
水鉄砲
基本の水鉄砲。打ち合いを楽しんでいるとすぐにお水がなくなってしまうので、タンクの大きい背負うタイプがオススメです。攻撃力重視の方はもっと大きなライフルのような形のものをご用意ください。
現地では山のように売られていますが、だいたい200バーツ(約800円)〜と言われることが多かったです。
タイで通常時に水鉄砲を買おうとしたことがないので高いんだか安いんだかわかりませんが…好奇心だけで値段を聞いて回り、本気で値切らなかったのですが、実際本気で交渉してもあまり値切れないのではと思います。(書き入れ時ですもんね)
●水鉄砲以外の武器について
現地であれこれ観察しましたが、一番攻撃力が強いのは水鉄砲よりも水道に繋がったホースです。水が無限w しかしこれは旅行者にはゲットできない武器ですね!
旅行者に可能な方法で最強だと思ったのは、水場の近くに常駐して、通行人にバケツで水をかける!という方法。水鉄砲は弾道?が細いですが、バケツだと一発で相手はびしょ濡れw
ちなみに私の水鉄砲はショボかったので、最終的には複数の空のペットボトルに水道水を詰めて持って行き、ペットボトルから直接水をまいてましたw
カッパ&ラッシュパーカ
JTENG レインコート 2枚セット ポンチョ 自転車 レインコート バイク スポッツ観戦 旅行 通勤 通学 高品質 軽量 フリーサイズ 男女兼用 防水 防汚 |
カッパはアロハシャツやTシャツなど水着以外で参加する方に。着ていても濡れますが…カッパは透明の薄いもので十分です。
水着を着る方も、日焼け対策になりますので水着の上にラッシュパーカやカッパを羽織ると良いと思います。真夏のタイの日差しはかなり強烈です。
プーケットでは海に入るためのラッシュパーカを持参している方が多いと思いますので、ラッシュパーカ派が多いですかね^^
マリンシューズ
[Sixspace] マリンシューズ ウォーターシューズ 水陸両用 アクアシューズ シュノーケリング ビーチシューズ 軽量 通気 ヨガ サーフィン 男女兼用 黒 28.5cm |
サンダルだと水で滑って転びますし、脱げると危ないです。水たまりだらけで道に何が落ちているのかわかりませんし、足を踏まれたりもします。足元はビーサンよりマリンシューズが最適です。
ゴーグル
四方八方から攻撃され、常に水が目に入るので、本気の方はゴーグルも。本気でない方も、顔に塗られた泥(※下記に詳細あり)が目に入るととても痛いのでできれば装着を。
透明で脱げにくいタイプが良いと思います。サングラスでも大丈夫かなと思ってかけていましたが、全然ダメ。どんどん目に水が入るのでゴーグルをおすすめします。
防水ポーチ
全身ずぶ濡れになるので、持ち物は全てビニールの中へ。盗難も怖いし、重い荷物では楽しめないので、できるだけ軽装が望ましいです。
一番良いのはスマホと最低限の現金だけ防水ケースに入れて、首から下げて服の中へ。あとは武器以外手ぶら。これが一番です。
防水カメラ
OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-5 ブラック 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS 電子コンパス&内蔵Wi-Fi TG-5 BLK |
カメラは防水ケースの中のスマホからでも撮影できますが、防水ケースが曇ったりすることもあるし、現金を入れたケースを人混みで取り出したくないので、写真を撮るなら防水デジカメが一番です。
私は水辺の遊びが好きなので、オリンパスのtoughシリーズを歴代ずーっと愛用していますが、これがめちゃくちゃ便利でおすすめです。
15m防水なので浅めならファンダイビングでも使えます。そして耐衝撃で超頑丈、防塵なので気を使わずに何処へでも持っていけます。
落としてもぶつけても、砂漠にも海にも。雨でも雪でも台風の時でも…どんな環境でも綺麗な写真が撮れます。
一眼レフやミラーレス、GoProなど様々なカメラを使っていますが、いざという時に頼れるのはこのカメラです。
最強の旅用サブカメラ。もちろんメインにもできる写りですよ!!(この記事の写真はほとんどこのカメラで撮影しています。)
オリンパス tg–5 公式サイト
日焼け止め
タイの日差しはとても強いので、水に濡れて涼しいからといって日焼け止めを塗り忘れると悲惨なことになります。日焼け止めは水に強いものをしっかりと塗りましょう!
塗りなおしにはスプレータイプを。
水
水はホテルで水鉄砲に詰めて出かけますが、その後は街中で買うことになります。当日は通り沿いにドラム缶、巨大なクーラーボックスなどに大量の水を入れた「水屋さん」が出現します。
このように、バイクの荷台に大量のタンクを積んで水を売り歩いている人もたくさん見ました。自分用の人もいると思います。
水は水屋さんと交渉して、使い放題の契約をするのが一番コスパが良さそうでした。どさくさに紛れてその辺の水屋さんの水を勝手に使っている人もいましたが(水屋さん自体も戦っているのでその隙に拝借)主に見つかって怒られてましたw そういう人々のやり取りを見るのも楽しかったです。
私は何度もホテルに帰り水をくんでは往復していましたが、途中めんどくさくなって、一回水鉄砲に水を入れるごとに1バーツ(約4円)と言う人から何回か買いました。
ソンクラーン参加の注意点
自分なりにいくつか考えてみました。
- とにかく濡れます。
- 泥に注意。めっちゃ目が痛い…
- スリやセクハラ
- お酒の飲み過ぎ
- 日焼け
- 氷にも注意
- パトンビーチ周辺の渋滞
めっちゃ濡れる
繁華な通りを歩くと、全身びしょ濡れになります。水をかけないで!と意思表示しても、ある程度はかけられますので、濡れずに歩くことは不可能です。
みんな基本的に濡れに行っているのでOKだと思いますが、滞在中思いがけなくソンクラーンに出くわした方は注意が必要です。買い物したものも、荷物もなんでも全て濡れてしまいます。
泥に注意。目が痛い
水かけだけでなく、チョークの粉、ベビーパウダーなどの粉を溶かした泥のようなものを塗りたくられます。これが目に入るとものすごく痛いです。塗られそうになったら、顔は拒否した方が良いと思います。あとはゴーグル装着。
街中にこの泥セットがたくさん売っていました(バンコクにもあるそうです)が、お酒と同じように地域によっては良しとされないと聞きました。ソンクラーンに参加する際は、泥は買わずに水で参加するのが良いと思います。
スリやセクハラに注意
人ごみなので当然スリや盗難に注意。必要以上のお金や貴重品は持ち歩かないようにしましょう。
セクハラにも注意。(男女問わずですよw タイですから!)自分が何度か見たのは、前述の泥を塗りたくるときに必要以上にボディタッチするというものです。
顔に塗ってから肩を抱いてきたり、腕に塗って腰を触ってきたりといった感じです。これも、泥塗りからセクハラに発展しているので、泥が良しとされない理由もなんとなく分かります。(水かけだけなら体に触れるシチュエーションにはならないですもんね。)
日本人は大人しく、何に関してもカモになりやすいので、嫌な場合ははっきり意思表示しましょう。
酔っ払いに注意
とにかくみんな浮かれていますし、パトン中心部では普段からお酒の屋台が出ているくらいなので…とにかくどこもかしこもバーだらけ。それだけ酔っ払いも多いです。
トラブルを避けるには、酔っ払いを見かけたら近寄らないこと、自分も酔っ払わないように注意すること。気候や雰囲気的にビールが美味しいんですが、飲み過ぎ注意です。
飲酒に関して、水かけ中は自粛を呼び掛けている地域もあるそうです。プーケットなのでお酒は飲むでしょうが、自主的に気をつけるべきですね!
日焼けに注意
持ち物の欄にも書いたのですが、日焼けには本当に注意してください。水で日焼け止めが流れてしまうので、お祭り後に苦しまないためにもぜひラッシュパーカーやカッパを羽織ってください。
私が体験した会場の中では、特にパトンビーチが日焼け危険地帯です。陽気に楽しめますがビーチなので当然日除けがありません。比べて激しく盛り上がるバングラ通りは商店街ですので屋根がある場所もあり、陽から逃げることも可能です。
氷に注意
水はかかっても気持ちいいのですが、氷を投げてくる人には注意が必要。痛いです。というのも、水かけのために氷水を準備している地元の人が結構いて、氷水だけでもハッとするほど冷たいのに、中の氷を投げるという…やんちゃな人が。
実際は注意のしようもないのですが、そういう人がいるということだけでも知っておいてほしいと思います。
渋滞に注意
明日からのはずが既にソンクラーンwww pic.twitter.com/6BxbnqtEsa
— さとうみゃーお (@myaosato) 2019年4月12日
最後に…実際に私が一番困ったのは周辺道路の渋滞です。(運転手さんによるとパトン以外はそうでもないようですが)
12日(本祭の前日)の夕方6時にプーケット入りしたのですが、通常空港からタクシーで1時間で到着するホテルに、2時間経っても到着できず、バングラ通り付近で立ち往生…さらにそこから1時間経過。
ソンクラーンで混みすぎてホテル前まできてるのに入れない(´;ω;`)(´;ω;`)
— さとうみゃーお (@myaosato) 2019年4月12日
最終的に、深夜に空港に到着する友人を迎えるために、ホテルに寄らずまた数時間かけて空港に引き返し、最終的にチェックインできたのは深夜2時でした。
これは、私が泊まったホテルの立地の問題で、パトンのど真ん中、例えるなら、ハロウィンの夜の渋谷のスクランブル交差点のど真ん中、みたいな立地にあったためなのですが。
タクシーを降りて歩こうにも、窓の外はスーツケースを2個引いて歩ける状況ではありませんでした。通常なら超絶好立地なホテルなのですが、この日のこの時間が不味かったわけです。
日程に融通がきく方は、ソンクラーン期間中、パトン地区への車移動は避けた方が良いです。しかしこれはパトンでも人が極端に集中しているバングラ通りの話なので、それ以外の場所ではそれほど気にすることはないのかもしれません。
絶対また行きたい!
タイの新年を祝うこのお祭り。日本では静かに過ごしますが、タイの人たちはアロハシャツを着て嬉しそうに家族総出で水かけ祭り。
ソンクラーンはタイの各地域それぞれの特徴があり、アユタヤは象さんの水かけが見られるようです。プーケットは音楽フェス好き、EDM好き、リゾート好きにおすすめです。こうした各地の特色を感じる旅もまたしてみたいと思います。
ということで、とても長くなってしまいましたが、今回はプーケット備忘録第一弾でソンクラーンについて書いてみました。
今後もタイ航空ビジネスクラスのフライトや、宿泊したホテルの感想、離島ツアーについてなども記録していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!
現在は主に飛行機に乗る修行の様子を連載していますので、よかったらこちらにも遊びに来てください♪
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