今日は、昨年北京旅行で中国東方航空(MU)を利用した時の思い出。遅延に見舞われた、でも係員さんに笑い飛ばされたらどうする?というお話です。
悪態をつく場面もありますがネガティブなキャンペーンではなく単なる備忘録です。
この時の北京旅の記事はこちらです↓
もくじ
この記事では
- 中国東方航空のトラブル対応について
- 乗り継ぎに失敗した時の動き方について
を「思い出と笑い8割、お役立ち2割程度」で進めていきます!
トラブル続きの北京旅
イントロ
2018年春に北京に遊びに行きました。フライトの時間がぴったりだったのと、料金も安かったので、初めて中国東方航空(以下MU)のチケットを購入したところからお話は始まります。
LCC並みに料金が安かったので「LCCを利用すると思えば大体のことは水に流せるだろう。」という心構えでわくわくしながら旅の用意にいそしみました。
初めての北京夫婦旅
中国本土への渡航は2回目、夫のおにぎり君は初めてです。
なかなか2人で揃って連休を取れない私達の貴重な夫婦旅。私は久々の夫婦旅にルンルンでしたし、中国史が大好きなおにぎり君にとっても念願の旅行でした。
今までどんな時でも無事に帰ってきたし、そもそもまさか自分がトラブルに見舞われるとは思いもしませんでしたし、あれこれ考えることもなく旅行当日を迎えたのです。
結果、忘れられない(トラブル続きで息つく暇もない)旅行になったわけです…
この旅の不安要素は何…?
フライトスケジュール
画像はEチケット控えの実物。行きは仕事の時間の都合で直行便でなく青島経由便。
帰りは北京から中部への直行便です。
一つ目の不安要素〜スルーチェックインではない!
空港に到着し、チェックイン時に乗り継ぎの青島で一旦荷物をピックアップするように言われました。青島空港乗り継ぎの場合は、スルーチェックインではないようです。
(スルーチェックインとは当日中に同じ航空会社での乗り継ぎの場合、最終目的地まで荷物は受け取らなくて良いというシステムのことです。)
その時初めてチケットで乗り継ぎ時間を確認しました…乗り継ぎ時間は2時間。
初めての青島空港、しかも荷物を預け直すことを考えると「乗り継ぎ時間がちょっと短いな」と不安に思ったことをよく覚えています。
でも「LCC並みの料金だからしょうがない!」と勝手に1人で納得して浮かれたまま出国、搭乗口へ向かいました。
第二の不安要素
NGO発TAO行きの遅延
キタキタ、次は目に見えてやばいトラブルです。
遅延です。中部(NGO)→青島 (TAO)のMU2006便の出発が50分遅れるとのこと。
「LCC並みにしかお金だしていないから…」と心を落ち着けつつも、搭乗口のグランドスタッフ(以後GS)さんにチケットを提示して乗り継ぎはどうなるのか聞いてみました。
MUの対応は…
GS(地上係員)さんの答えは、簡単に言うと「着いてから聞いてくれ」とのことでしたが「乗り継げるようにアテンドや何らかの対応はある、荷物も早く受け取るよう手配する」とも言っていました。(それが結局青島でどうだったのかというのはこの後記載します。)
とりあえずは待つしかないので、次の案内まで待つことにしました。
ミールクーポンはなし
今まで同程度の遅延に見舞われたときは、飲み物やお菓子が配られたり、ミールクーポンがもらえたりと色々な記憶があるのですが、この時はアナウンスでの謝罪、問い合わせへの対応のみでお詫びの配布はありませんでした。
ちなみに遅延の原因は覚えていません。なんだったんだろう。
待ち時間
中部→青島1時間ディレイにより青島→北京の国内線が危うくなってきました。間に合うよう願うぞ
— さとうみゃーお (@myaosato) 2018年5月23日
夫のおにぎり君は飛行機のトラブルに見舞われたのが初めてで、とても不安そうにしていました。私は平然とするようつとめましたが、乗り継ぎの時間が気になり、いそいそとその後の手配を始めました。
遅延などのトラブルに見舞われたらするべきこと
- 落ち着いて行動する
- 遅延証明をもらう
- 情報収集に努める
- 必要な手配をする
まず落ち着くこと
予定通りに飛行機が飛ばないことがわかっても、落ち着いて行動することが一番です。焦ったり怒ったりしても事態は好転しないので、とにかく一息ついてから、行動を起こしましょう。
遅延証明をもらう
航空機の遅延証明なんてはじめてもらいました。NGOの地上係員さんも青島で荷物優先手続きしてくれたとのことで、ディレイはディレイで面白いもんですね(o∀n) pic.twitter.com/5itGdvj1G7
— さとうみゃーお (@myaosato) 2018年5月23日
もし乗り継ぎや、後の予定に差し支える場合に必要になるので遅延証明は必ずもらいましょう。搭乗口にいる担当GSさんに申し出ればもらえます。
情報収集
錯綜しているとは思いますが、どんな情報でも得るのは早い方が良いです。欠航などで代替便の予約を取るのも先着順です。そして情報は多い方が安心できます。
トラブル時はGSさんも忙しくて大変なので、問い合わせに向かった乗客の方がいたら、その方にどのような返答だったかを聞いたり、自分と似たような目的で旅先へ向かうような風貌の方に話しかけてみたりと、現状把握につとめます。
手配
当日北京に着けない可能性が高くなってきたので、色々と手配をしないといけません。
この時はまず泊まるホテルに電話し、空港送迎を変更かキャンセル。2日目のガイドさんにも予定の変更かキャンセルの連絡。
予定は未定状態なので、分かっていることだけをそれぞれの連絡先に連絡しました。
場合によっては旅行代理店や保険会社に連絡をすることも必要になるかもしれません。
予定時刻の1時間後に出発
やっと飛行機は出発しました。1時間程度のディレイなんて日常茶飯事だと思うのですが、乗り継ぎがあるとヒヤヒヤです。もっと時間に余裕がある旅程にすべきでした。
弾丸トラベラーはどうしてもタイトな旅程を選んでしまいがちなので、注意が必要ですね。私もこの後は乗り継ぎ時間を常に気にしてチケットを購入するようなりました。
機内では
正直、機内ではすでに北京行きには間に合わないだろうと思いつつも、限られた時間を無駄にしたくなかったし、希望は捨てたくないから微妙な心境でした。
せっかくの機内食ですが、色々考えることがありすぎて全く味がしなかった。
笑う青島美人
青島につきましたが、北京行きには乗り遅れました…予想通りでした!
青島到着後。
到着後、係員さんのアテンドも乗り継ぎ案内も全くありませんでした。中部で「アテンドする」と言われていたことは当てにしていなかったので予想通り。
荷物も全然出てこない…やっと出てきた荷物を後で確認すると、やはり優先やホットトランスファーのタグはついていなかったです。
この点は仕方ないです。個人旅行は他人の助けを待っていたら先に進まないですからね!!
とにかく急いで進む。
「乗り継ぎ・到着」と表示のある方向へとにかく急いで進みつつCSさんを探しました。
ゴーアウトサイドwwwww
しばらく進んでやっと3人ほど連れだった中国東方航空の制服の美人グランドスタッフ(GS)さんを発見!
真ん中の特に美人の方に、チケットを見せ必死に語りかけると、殆ど書類を見ることもないまま「go outside」と進行方向を指差す。
食い下がるも「ゴーアウトサイド!!」というばかりです。
諦めてはいけないと、落ち着いて丁寧な英語で「乗り遅れないようにアテンドしてください」と頼んだらやっと書類に目をやってくれましたが、返答は「ゴーアウトサイド!」。しかも3人とも完全に草生やしてました。私を見て。
その場の雰囲気も含めて和訳すると…「乗り継ぎ失敗?とりあえず外でたら?あははははははははははwwwwwwwwwwwww」という感じでした。衝撃w
諦めと悟りの境地
私は「この人らダメや!!」と思い、お姉さんの目を見るのをやめ、時計に目を移して手荷物受取所目指して走りました。
一瞬ふりかえると綺麗な綺麗なGSさんらは、走り去る私を見てまだ笑っていましたw
まあそもそも、この方々のせいで飛行機が遅れたわけではないですからね…怒るなんてことはできません。
衝撃の対応
この方らが突き抜けているだけなのかもしれませんが、自分の会社のトラブルを知らぬ存ぜぬで笑い飛ばすくらいのマインドで生きたら人生もっと楽かもしれません。あっぱれ。でも苦笑です。
その後は多分途中でイミグレーションなどあったんでしょうが、このお姉さんとのやりとりがインパクト強すぎてそれ以外は全く覚えていません。
その後は
急いで荷物を引いて到着ロビーに出て、出発階のMUカウンターにチケット振りかざして駆け込みましたが、時間はすでに飛行機が離陸する5分前。もう何ともならずでした。
MUカウンターの係員さんは2人ほどでその後の対応をしてくださいました。
青島空港MUカウンターの充分な対応
以下の対応をお願いしました。
- 到着便の遅延の確認
- 次の日の早朝の北京行きへ振り替え予約
- 空港近くのホテルの予約と送迎。
疲れ切った顔で粘り強く交渉したところ、1時間ほど待たされましたが青島空港から車で10分くらいのホテルのベットにありつくことができました。
途中出会ったGSさんには笑われてしまいましたが、出発カウンターの方々にはしっかり対応していただきました。ありがとうございました!
こういう時のために留学までして英語の勉強をしました。本当にこういう時のために。
青島では
本来なら北京のホテルニューオータニでくつろいでいる時間なのに…!
青島の、全くどこか知らない謎のホテルのエレベーターのカーペットを見ながら「ウェルカムじゃねぇよ!」と思いつつシャッターを切りました…
あてがわれたホテルは綺麗ではなかったですが、まあまあなのでしょうか。MUが手配してくれたホテル。ありがたく宿泊いたします。
こういう時は結構良いホテルに泊まれたりするという話を聞いたことがあったのですが、そこは仕方がないですね。
こんな感じでした。
せっかく来たから楽しもう
疲れ切っていましたが、お腹も空いていたのでホテルの外へ飲みに行きました。
青島ビール。青島に来たからには。
たくさん食べたら元気になって、寝る頃には1日の出来事を何とか、結構無理矢理に、笑って話せるようになっていました。
翌日、早朝にやっと北京へと向かうことができました。北京のホテルに着いたのはお昼頃。
ダメ押し。帰りも遅延。
北京の滞在時間は短くなったけれど、しっかり楽しみました。
しかし最終日、意気揚々と北京空港に向かったのですが…帰りの便は何と4時間遅れました。行きよりひどいことになろうとは…
定刻は15:50→19:50中部着のMU743便。一旦乗り込んでからトラブルで降ろされてしまいました。
アナウンスでは「出発の目処が立たない」と言っていました。私たちは揃って翌日朝早くから仕事だったので、絶望です。
「もう嫌だ、何とかしてくれ」と心から思いました。ミールクーポンもくれないしw
諦め、憔悴
2人頭を抱えて、お金を積んででも何とか次の日の出勤時間までに帰る方法を考えました。
他に日本の都市まで飛んでいないかを調べ、どこか経由して何とかならないかと1時間以上苦悩し、最終的には職場で土下座して謝ろうと心に決めました。
結果的には4時間遅れで出発し、仕事に穴を開けないよう帰宅することができたのですが、諦めの境地にいた私よりも夫は完全に憔悴しきっていました。
中国東方航空は定時運航率どのくらいなのですか?
正直もうMUは使わな…すみません。思い出してつい吐いてしまいました。
北京は楽しかった!
北京自体は見どころ沢山で、良いところでした。また行きたいです!
北京、建国門橋から
おやすみなさい pic.twitter.com/Wq4eYLJnEp— さとうみゃーお (@myaosato) 2018年5月24日
ベルトラのトラブル対応
2日目朝からの北京市内観光はオプショナルツアー予約サイトの「ベルトラ」でガイドさんをお願いしていたのですが、前述の通り予約時間に間に合いませんでした。
- 参加プラン:(北京旅行をサポート!日本語ガイド手配)
普通なら当日キャンセル扱いで涙を飲むしかないはずですが…
ありがたいことに、ベルトラさんのカスタマーサポートのおかげできちんと希望する観光をしっかりとこなすことができました。
問題を報告してから、日本人のスタッフさんが携帯に何度も電話してくださり、日本語で相談できる安心感を噛み締めました。
正直、こんなにサポート体制がしっかりしているとは思っていなかったのでとても助かりました。
感謝の気持ちを込めてここに宣伝したいと思います。
北京の思い出ハイライト
一生に一度は訪れたい場所です。
景山公園から紫禁城を眺める。憧れの紫禁城!最高の瞬間でした。
一番の不安要素は(MUを選んだ)この私
MUさんが悪いということではありません、私の考えが甘かったです。旅慣れているつもりでいました…慢心です。
何はともあれ、MUさん、思い出に残る旅をありがとうございました。
最後に
夫(おにぎり君)は帰国後間もなくは「中国はもうこりごり」と言っていましたが、今は「また行きたいけど…次行くなら他の会社の方が良いかな?」と言っていますw
とても長い記事になってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけたなら苦い思い出も供養されたことでしょう。
今後、北京旅行記の本題も完全に忘れる前に書こうと思っていますので、その時はよろしくお願いします!
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色々書いていますのでぜひ読んでくださいね!